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長期優良住宅ってどんな住宅?メリット・デメリットも紹介

マイホーム検討の際、広告などで「長期優良住宅」という言葉を見かけたことはないでしょうか。長期優良住宅とは、国が定めた「長期優良住宅認定制度」の基準を満たす住宅のことで、認定を受けた住宅は税制優遇などのメリットがあります。

長く快適に暮らせる住宅の認定制度

かつての日本の住宅は「建てては壊す」を繰り返していましたが、少子高齢化や環境悪化といった社会経済情勢の変化にともない「長く快適に暮らせる」住宅へと転換をはかるため、2009年に「長期優良住宅認定制度」がスタートしました。

長期優良住宅の認定を受けるには、次のような認定基準をクリアする必要があります。

【長期優良住宅の認定基準(新築戸建ての場合)】

・劣化対策

…数世代にわたって住み続けられる構造であること

・耐震性

…大地震でも倒壊しにくく、損害が少ない耐震性を備えていること

・耐震性

…大地震でも倒壊しにくく、損害が少ない耐震性を備えていること

・維持管理・更新の容易性

…内装や設備のメンテナンスが容易であること

・省エネルギー性

…必要な断熱性能などを備えた省エネ住宅であること

・良好な居住環境への配慮

…地域の街並みに配慮された住宅であること

・住戸面積の確保

…暮らしやすい住宅の面積を確保していること

・維持保全計画

…定期的な点検・補修などの計画があること

住宅ローンや税制の優遇措置が!

長期優良住宅の認定を受けると、次のようなメリットがあります。

・住宅ローン減税の最大控除額アップ

…住宅ローンを借りて家を購入・新築すると、年末ローン残高の0.7%が13年間にわたって所得税と住民税から控除されます。このときの最大控除額が通常の住宅では最大273万円のところ、長期優良住宅の場合は455万円となります。
※2023年12月末までに入居した場合

・登録免許税の軽減

…登録免許税は住宅の所有権を登記するときに支払う税金です。登録免許税の税率は、通常の住宅だと保存登記0.15%、移転登記0.3%ですが、長期優良住宅では保存登記0.1%、移転登記0.2%に税率が引き下げられます。
※2024年3月末までに登記した場合

・登録免許税の軽減

…登録免許税は住宅の所有権を登記するときに支払う税金です。登録免許税の税率は、通常の住宅だと保存登記0.15%、移転登記0.3%ですが、長期優良住宅では保存登記0.1%、移転登記0.2%に税率が引き下げられます。
※2024年3月末までに登記した場合

・不動産取得税の軽減

…家や土地を新たに取得したときに支払う不動産取得税は、その控除額が通常の住宅では1,200万円ですが、長期優良住宅の場合は1,300万円の控除となり、税額が軽減されます。
※2024年3月末までに取得した場合

・固定資産税の減税措置の延長

…家や土地の所有者が毎年支払う固定資産税は、新築の場合、一定の要件を満たすと税額が1/2に減額される減税措置が受けられます。この減税措置の適用期間が通常の住宅では3年間ですが、長期優良住宅では5年間に延長されます。
※2024年3月末までに取得した場合

このような嬉しいメリットがある長期優良ですが、着工前に施主または施工会社が申請を行う必要があり、完成後も定期的に点検を行い、その記録を保存するなど、手間と時間がかかるというデメリットもあります。
長期優良住宅を検討するときは、上記のメリットとデメリットをよく理解した上で判断しましょう。

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