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総返済額を減らせるかも?返済中の「住宅ローンの見直し」とは

マイホームを取得する人のほとんどが利用する住宅ローン。金融機関ごとに金利や事務手数料などが変わるため、複数の金融機関を比較・検討するケースが多いですが、長い返済期間中に金利水準や自分の収入などが変わってくることも。そんなときは「住宅ローンの見直し」という選択肢があることを知っておきましょう。

なぜローンの見直しが必要?

住宅ローンを検討するときに各金融機関の金利を細かくチェックしていた人でも、いざ借りてしまうと、世の中の金利水準に無関心になる…というケースは少なくないようです。

日本では長年にわたって歴史的な低金利が続いていますが、世界的な物価上昇の流れを受けて、2022年に入ってから長期固定金利は上昇のきざしを見せています。金利が上がると利子も増え、返済額の増加につながります。

また、住宅ローンを組んだ後に、転職、昇給、産休や育休などで収入が増減するかも知れません。子どもの進学先によっては予想以上に教育費がかかったり、親の介護で思わぬ支出が発生したりすることも。生きていれば予想外の出来事も多く発生するため、自分のライフスタイルの変化に合わせてローンを見直すことが大切です。

ローンの見直しは主に3種類

現在の金利水準やライフスタイルに応じて、住宅ローンを見直す方法には次のようなものがあります。

繰り上げ返済

毎月の返済とは別に、元金の一部または全額を返済すること。元金が減るとその部分の利息が減るので、総返済額を減らすことができます。収入が増えるなどで資金面に余裕があるときや、総返済額を減らしたいときに有効な方法です。

借り換え

他の金融機関で、よりよい条件のローンを組んで、これまでのローン残金を一括返済することです。新たにローンを組む必要があるため審査や契約の手間はかかりますが、現在のローン金利が高い場合や、変動金利型でこれから金利が上昇するような場合に借り換えを行うと、総返済額を減らせる可能性があります。

条件変更

現在組んでいるローンの月々の返済額や借入期間、適用金利などの条件を変更することです。返済が困難になった場合、ライフイベントに合わせて月々の返済額などを変更したい場合、現在の金利水準よりもローンの金利が高い場合などに検討しましょう。

ローンの見直しの注意点

ローンを見直したほうがよいか、それともこのままでよいかを見極めるために、ローンの残金や残りの返済期間、適用金利など、現在のローンの状況を把握しておくことは大切です。

また、繰り上げ返済、借り換え、条件変更のいずれかを選択しても、事務手数料などの諸費用が発生します。諸費用の金額は金融機関によってまちまちなので、事前にHPなどで確認を。諸費用の金額によっては、かえって総返済額が増えてしまった…という可能性も考えられます。住宅ローンは長期にわたって返済するものですから、状況に応じて適切に見直しを行い、無理のない返済計画を維持したいものですね。

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