快適な眠りへと導く「寝室」づくりのポイントは?

仕事や学校などで日中は外出している人にとって、自宅で最も長く過ごす場所といえば「寝室」。1日の終わりに心身を休め、心地よい眠りにつくためにも、寝室はゆったりとくつろげる空間にしたいものですね。そこで今回は、居心地のよい寝室をつくるポイントを取り上げて紹介します。
寝室の広さは?
夫婦2人なら8~10畳程度(シングルベッド×2台、またはダブル~クイーンサイズベッド×1台)、1人で使用するなら6畳程度(シングル~セミダブルサイズベッド×1台)を確保すると快適に過ごせます。
ベッドを使用する場合、ベッドサイズによって必要とされる広さは変わってくるので、使いたいベッドやベッドサイドテーブル、収納などのサイズを踏まえて寝室をレイアウトしましょう。布団を使用すると、子どもの布団を追加したり、日中は畳んで収納したりと、レイアウトの自由度が高くなります。
窓の位置や大きさは?
ベッドや布団のすぐそばに窓があると、夏の暑さや冬の寒さを感じやすいほか、窓の外が気になって落ち着かないと感じる人も。できればベッドや布団は窓際ではなく、壁際に配置したいところです。
東向きに窓がある部屋では、朝になると日光が差し込み、まぶしくて早く起きてしまうこともあります。朝はゆっくりと目覚めたいなら、小さめのサイズの窓を採用するか、遮光カーテンで日差しを遮るのがおすすめです。
エアコンやコンセント位置は?
エアコンの位置は、寝ているときにエアコンの風が直当たりしない場所を選んで取り付けます。また、枕元にコンセントがあれば、読書灯やスマホの充電器などを設置しやすいので便利。近年の住宅は家電やスマホ、タブレットなどの使用が増えていることから、寝室のコンセントは多めに設置しておくと安心です。
寝室の配色は?
部屋の広い面積を占める壁、床、天井、ベッドリネンなどは原色や大胆な柄物は避けて、白・ベージュ・グレーといったニュートラルな色を採用すると、落ち着きのある空間に。リラックス効果のある木目や、ブルー系、グリーン系の配色もおすすめです。たくさんの色があるとゴチャゴチャした印象になりやすいので、使用する色は2~3色に抑えるとよいでしょう。
家づくりや家探しをするときにリビングなどパブリックな空間を重視する人は多いですが、寝室のようにプライベートな空間も、生活の満足度に大きく関わってきます。じっくりと検討して、居心地のよい寝室を実現しましょう。