電気代が気になる冬。家庭でできる節電対策であたたかく快適に!

エアコンなどの暖房を頻繁に使用する冬は、電気代がかかりがち。けれども昨今は電力各社が相次いで電気料金を値上げしており、家計への影響が心配です。
そこで、この冬を快適に過ごしながら、電気代を節約するために実践したい節電対策を紹介します。
なぜ冬は電気代がかかるの?
資源エネルギー庁WEBサイトによると、家庭における電力消費量の平均は夏が13.1kWh/日、冬が14.2kWh/日となっています(※)。夏も冬も電力消費割合が最も高い家電製品はエアコンですが、外気温と室温の差が激しい冬は夏よりもエアコンの電力消費量が増える上に、電気ストーブや電気カーペット、床暖房などの暖房器具を併用すると電力消費量がさらにアップ。また日照時間が短く、照明や浴室乾燥機などを使う頻度が増えることも電気代がかかる要因となっています。
※出典:資源エネルギー庁「省エネポータルサイト」より
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/index.html#general-section
暖房器具が多い「リビング」で集中節電!
家の中でも、リビングは家族が過ごす時間が長く、エアコン、ストーブ、ホットカーペットなどの暖房器具も多く集まる場所。リビングを効率よくあたためて、電気のムダを減らしていきましょう。
エアコンの送風を下向きに設定する
あたたかい空気は上昇するので、エアコンの送風を下向きに設定すると足元から効率よくあたたまります。サーキュレーターを使って室内のあたたかい空気を循環させるのも効果的です。
ストーブやヒーターは窓のそばに置く
外の冷気が窓から入り込んで室温を下げるのを防ぐために、ストーブやヒーターは窓付近に設置して、冷たい空気をあたためましょう。ただしカーテンや家具などの可燃物に近づけすぎないように注意。
電気カーペットやこたつの下には断熱マットを
床に直接、電気カーペットやこたつの敷布団を敷くと、せっかくのあたたかい熱が床に逃げてしまいます。断熱マットを下に敷いて、あたたかさをキープしましょう。
こたつ布団に上掛けをプラスする
こたつ布団だけであたためるのではなく、上掛けで二重にあたためると、少ない電気消費量でもポカポカに。
床暖房の上にはラグなどを敷かない
床暖房は床に直接触れることで熱が伝わるため、床にラグやカーペットを敷かずに使用しましょう。また、保温効果が持続しやすいので就寝や外出の30分くらい前にスイッチをオフにしても快適に過ごせます。
家族団らんであたたかさをシェアしよう
節電の冬をあたたかく乗り切るなら、家族が別々の部屋で暖房や照明を使うのではなく、できればリビングなど一つの部屋で過ごすのがオススメです。一つの部屋に集まることで電気代の節約になりますし、家族のコミュニケーションも深まるメリットもあります。ぜひこの機会に、あたたかく快適な時間を家族で楽しみましょう。