ペットと暮らす人のご近所付き合いとマナー

ペットは家族の一員ですが、吠え声や鳴き声、においなどのトラブルからご近所付き合いに支障をきたすこともあります。
大切なペットと暮らす上で気を付けたいことや、ご近所付き合いのコツを確認しましょう。
飼い始め・引越しの際に挨拶を
新しいペットをお迎えしたら、「近隣(両隣と向こうの3軒)」と「自治会の世話役」に挨拶をしましょう。どんな人でも、ある日突然近所から吠え声や鳴き声が聞こえてきたらビックリしますし、度重なると不安に感じるかも知れません。トラブルを避けるためにも「この度、小型犬を1匹飼うことになりました。吠え声など気を付けますが、ご迷惑をおかけすることがあるかも知れません。どうぞよろしくお願いします」などと伝えておけば、お互いの安心につながります。
また、ペットと一緒に新居に引っ越した場合も、挨拶とペットがいることを忘れずに伝えてください。
ペットとの生活、気を付けたいことは?
犬や猫などのペットを飼う上で、次のような点がトラブルになりやすいので注意が必要です。
吠え声、鳴き声
ペットにまつわるご近所トラブルで最も多いのが、長時間の吠え声、鳴き声による騒音です。対策としては、吠える/鳴く原因を見つけて、それを取り除いてあげること。ご飯や遊びの要求なのか、不安やストレスを感じているのか…ペットの吠え方や様子を観察して、対応しましょう。どうしても原因が分からない場合は専門家に相談してください。
排泄物の処理
近年は犬の室内飼育が増え、排泄も室内の決められた場所で行うなど、排泄物のトラブルは少なくなっています。とはいえ、散歩中に排泄をしたら、きちんと取り除いてからペットボトルの水をかけてきれいにしましょう。
処理した排泄物や猫トイレの砂を捨てる方法は、自治体ごとに「可燃ごみに出す」「自宅のトイレに流す」などのルールがあるので確認しておきましょう。ゴミ出しをするときは二重のポリ袋に密閉するなど、においが漏れないための配慮が必要です。
被毛
抜けた毛が風に飛ばされてしまうのを防ぐため、ペットをブラッシングするときはベランダや庭ではなく、締め切った室内で行います。ブラッシングをした後の毛を捨てるときも、ポリ袋に密閉するようにしましょう。
普段から良好な関係を
快適に暮らすために欠かせないご近所付き合い。飼い主さんやペットの行動からご近所トラブルに発展することのないよう、普段から顔を合わせたら挨拶をするなど良好な関係を築いていきましょう。