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暑い夏を快適に!熱中症を防ぐ住まいの工夫とは?

梅雨が明け、夏の暑さが本格化すると熱中症のリスクも増加します。

総務省消防庁の発表によると、2019年に熱中症で緊急搬送された人は全国で約7万1,000人。その中で最も多く熱中症を発症した場所が「住居」で、全体の約4割を占めていました。
家の中での熱中症を防ぎ、夏を快適に過ごすにはどうすればよいのでしょうか?

室内の快適な温度・湿度とは?

熱中症予防のために、政府は「室温が28度を超えないように、エアコンや扇風機を上手に使うこと」を呼び掛けています。

ここで注意したいのは、「室温の目安が28度以下」であって、エアコンの設定温度ではないということ。エアコンの設定温度が28度でも、外気温や湿度、家の立地、強い日射が入る窓のそばなどでは室温が28度を超えることはよくあるので、自分や家族の体調も考慮しながら設定温度を調節しましょう。

また、熱中症のリスクは温度だけでなく湿度も関係しています。そのため室内の温度計や湿度計を定期的にチェックして「温度28度以下、湿度50~60%程度」を目安にしましょう

熱がこもりやすい場所は要注意!

家の中でも、屋根の熱が伝わる最上階は1階より熱がこもりやすく、熱中症のリスクが高まります。戸建て住宅では2階に子ども部屋などの個室を配することが多いため、1階リビングはエアコンをつけずに快適という場合でも、2階の子ども部屋で過ごす子どもにエアコンをつけるよう促すといった配慮は必要です。

また、浴室や、洗濯機や乾燥機がある脱衣洗面所も、熱に加えて湿気もこもりやすい場所です。こういった水回りで長時間の家事をするときは、こまめな水分補給や換気を行い熱中症を予防しましょう。

日射を遮る窓まわりの工夫について

最近の住宅は断熱性・気密性にすぐれており、夏の高い外気温の影響を受けにくくなっています。けれども日差しの強い東・西・南東・南西の窓は、窓から入り込んだ日射熱で室内のカーテンや床、壁などに熱が伝わり、室温が上昇してしまいます。

日射熱を防ぐためには、窓の外側にオーニングや外付けのブラインド、すだれ、よしずなどを取り付けて、日差しを遮る方法がおすすめです。また、遮熱性能を持つLow-E複層ガラスを窓ガラスに採用すると、遮熱と断熱の効果を高めることができます。

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