不在でも荷物が受け取れる!便利な「戸建て用宅配ボックス」

かつては「マンションの設備」という印象が強かった宅配ロッカー/宅配ボックスですが、最近では戸建て住宅でも普及が進み、複数のメーカーからさまざまな種類の戸建て用宅配ボックスが発売されています。
インターネット通販が急速に拡大し、宅配のニーズが高まる今だからこそ注目したい宅配ボックス。そのメリットや、利用上の注意点などについて紹介します。
戸建て用宅配ボックスとは?
自宅に不在でも宅配の荷物を受け取れるよう、門や玄関まわりに設置する箱のこと。宅配ボックスがあれば、宅配業者が配達した荷物を宅配ボックスに入れてくれるので、帰宅後に解錠して取り出します。
戸建て用宅配ボックスの多くは金属製で、門や玄関まわりに固定する据え置きタイプのものや、門扉や壁に埋め込むタイプ、専用スタンドに設置するタイプなどがあります。
マンションの場合はタッチパネルやカードキーで操作する電気制御式のものが一般的ですが、戸建て用宅配ボックスではダイヤル錠や鍵を使って施錠・解錠する機械式が主流。価格はサイズや搭載する機能によって異なり、シンプルな据え置きタイプであれば60サイズ~100サイズで4万~10万程度(別途工事費が必要)が目安です。
戸建て用宅配ボックスのメリットは
戸建て用宅配ボックスを設置するメリットは、なんといっても荷物の受け取りにストレスがかからないこと。共働きなどで不在が多い家庭の場合、宅配業者とタイミングが合わずに荷物が受け取れないことがありますが、宅配ボックスがあれば自分の都合のよい時間に荷物が受け取れるため、「再配達の依頼をするのに気が引ける」「時間指定の荷物が届くまで在宅しなければならない」といった不便が解消されます。
また、最近は新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、在宅であっても非対面での荷物の受け取りを希望する人が増加中。宅配業者側も、再配達の負担を軽減するために荷物を玄関前や車庫などに置いておく「置き配」を進めるなど、非対面での受け取りが増えつつあることから、安全・確実に荷物を受け取れる宅配ボックスは便利な設備といえるでしょう。
利用上の注意点は?
このように便利な宅配ボックスですが、生鮮食品や代金引換、着払いなどの荷物は宅配ボックスに入れることができないため、これらの荷物を受け取る際は在宅することになります。また、宅配ボックスに入りきらないサイズや重量の荷物も受け取れませんので、通販などで大型の荷物を注文することが多い人は注意しましょう。