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家庭でのウイルス対策!効率的な「換気」方法とは

9月も半ばとなり、秋らしい澄んだ空気が感じられるようになりました。

今年は新型コロナウイルスの影響によって、密閉・密集・密接の「3密」を避けることが求められているため、自宅で換気を心がけている方も多いのではないでしょうか。

密閉された室内には、ウイルスや菌をはじめ、二酸化炭素、一酸化炭素、揮発性有機化合物、ダニ、カビ、花粉といった汚染物質が空気中を漂っています。このような室内の汚れた空気と、外の空気を入れ換えることを「換気」といいます。

現在の住宅は気密性が高く、換気をしないと空気中の汚染物質がどんどんたまってしまうため、正しい換気を行って空気の清浄を保つことが大切です。

正しい換気方法は…

コロナ対策のために国が示した目安によると、窓を開けて換気をする場合は

  • ・換気回数を毎時2回以上(30分に1回以上)、数分程度、窓を全開にする
  • ・2方向の壁の窓を開放する

ことが推奨されています。

効率よく換気を行うには、1カ所の窓だけではなく、2カ所の窓を開けて空気の通り道をつくることがポイントです。このとき対角線上にある2カ所の窓を開けると、室内全体の空気が流れやすくなり、さらに換気効率が高まります(図A)。

図A

ちなみに窓が2カ所あっても横並びであったり、対面であったりして対角線にならない場合は、対角線よりも換気効率は悪くなるので注意しましょう。

また、窓が1カ所しかない部屋は、ドアを開けて、扇風機で窓の外に向かって送風すると、空気の通り道ができて室内の空気を排出しやすくなります(図B)。

図B

便利な24時間換気システムも

2003年に建築基準法が改正され、現在の新築住宅には24時間換気システムの設置が義務づけられています。一般住宅の24時間換気システムは1時間に0.5回以上の換気が必須となっており、1時間で室内の空気が半分以上入れ替わります。

ただし、24時間換気システムがある住宅でも、スイッチを切ったり、給気口や排気口を家具などで塞いだりすることで、空気の流れが遮断されて十分な換気効果が得られないケースもあるようです。24時間換気システムは常時作動させることで本来の機能が発揮できるため、スイッチを切るのはNG。ウイルスなどの汚染物質から家族を守るために、24時間換気システムを作動させつつ、こまめに窓を開けて換気を行いましょう。

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