新築のテレビアンテナはどうする?工事の依頼先やアンテナの種類について

あまり知られていないことですが、ほとんどの新築戸建て住宅にはテレビの受信アンテナが設置されておらず、所有者が自ら設置工事を依頼しなければいけません。アンテナにはいくつかの種類があり、またアンテナを設置せずにテレビを視聴する方法もあります。
アンテナの取り付け、どこに依頼する?
アンテナ設置工事は、住宅会社がオプションとして提供するほか、アンテナ工事の専門業者や、アンテナを販売している家電量販店、ホームセンターなどでも工事の受付を行っています。
工事料金は、地上デジタル放送の受信アンテナなら3万円~が目安ですが、視聴する地域や住宅の立地・形状、アンテナの種類などによって料金が変わってきます。
アンテナの種類について
【地上デジタル放送】
地上デジタル放送を受信するアンテナは「UHFアンテナ」といい、次の3タイプがあります。
・八木式アンテナ
屋根の上で見かけることが多い、魚の骨のような形状のアンテナ。受信感度が高く、価格もリーズナブル。
・平面アンテナ
薄い箱型のシンプルな形状で、壁面に取り付けます。八木式アンテナよりも受信感度は若干劣るものの、建物の外観が損なわれにくく、天候の影響を受けにくいメリットもあります。
・室内アンテナ
室内に設置するコンパクトな据え置きタイプ。専門業者による工事は不要で、テレビと接続するだけでテレビを視聴できます。ただし受信感度が非常に弱いため、送信局を視認できるような強電界地域での使用がおすすめです。
【BS・CS放送】
BSやCS放送の規格に対応するアンテナで、「パラボラアンテナ」と呼ばれる白いお椀のような形状です。BS・CSアンテナは人工衛星から送られる電波を受信するため、設置方角を正しく調整しないと安定した視聴ができません。
【4K8K放送】
2018年から始まった4K8K放送も、視聴するためには4K8K放送の規格に対応するアンテナなどの機器が必要です。BS・CSアンテナと同様に人工衛星から送られる電波を受信するため、設置方角を正しく調整しないと安定した視聴ができません。
アンテナを使わずに視聴する方法も
アンテナは、その種類や設置する場所によっては建物の外観が損なわれることがありますが、アンテナを設置せずに「ケーブルテレビ」や「ひかりTV」などでテレビを視聴することもできます。
新居でどの視聴方法を選べばよいか、ご家族のライフスタイルなどと照らし合わせて検討してはいかがでしょうか。