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家探しでよく聞く「買うなら年収5倍まで」、実際のところは?

住宅購入は大きな買い物だけに、失敗しない資金計画を立てたいもの。よく「購入できる価格の目安は年収5倍まで」などと言われますが、実際のところ、年収に対してどれくらいの予算を設定すればよいのでしょうか。

「年収5倍」が広まったのは30年前

家探しで「購入できる価格の目安は年収5倍まで」といわれるようになった始まりは1992年。当時の政府が発表した経済計画の中で「勤労者世帯の平均年収の5倍程度を目安に、住宅が取得できるようにする」という文言が盛り込まれ、これをもとに「年収5倍」が広まりました。

とはいえ、これは地価も金利も高く、大都市圏を中心に住宅取得が困難とされていた30年前の話。低金利が続く現在は、住宅購入の予算にも変化が見られます。

現在の住宅価格の目安は…?

住宅購入の予算は、新築or中古、戸建てorマンションなどによっても変わってきますが、ここでは2019年度「フラット35利用者調査」より、首都圏でフラット35を利用して土地付き注文住宅と建売住宅を購入した人の平均データを見ていきましょう。

土地付き注文住宅の購入者の平均条件(首都圏)

建売住宅の購入者の平均条件(首都圏)

土地付き注文住宅では年収の約7.1倍、建売住宅では年収の約6.6倍が平均となっており、どちらも「年収5倍」を上回っています。現在はローンの金利が安いため、年収に対する物件購入価格も高くなる傾向にあります。

家探しの予算は人それぞれです

ただし、現在の購入価格の平均が年収の6~7倍だからといって「これくらいまでならOK」と判断するのも早計です。

なぜなら、家探しの予算は人それぞれ。親族からの援助金の有無など、頭金として用意できる金額は人によって異なりますし、ローンを組んで毎月返済できる額も、各家庭の状況によって変わってきます。「年収6~7倍」はあくまで参考程度と考えて、自分の手に届く金額の範囲で購入する物件を探しましょう。

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