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住宅ローンの完済を早める「繰上返済」について

多くの金融機関では、住宅ローンの完済時の年齢を80歳に設定しています。とはいえ、実際に70代や80代まで返済を続けるのは大変ですので、サラリーマンなら定年退職する年齢までに完済を目指したいという方がほとんどではないでしょうか。

借入れ後にローンの完済を早める方法はいくつかありますが、最もポピュラーな方法が「繰上返済」です。繰上返済には「期間短縮タイプ」と「返済額軽減タイプ」の2タイプがあり、完済を早めるなら前者の期間短縮タイプを検討しましょう。

繰上返済の2つのタイプ

そもそも繰上返済とは、毎月のローン返済とは別に、元金の部分を前倒しで返済することをいいます。毎月のローン返済では、返済額に利息分も含まれているのですが、繰上返済では元金の部分を返済するため、その分の利息を軽減することができます。

期間短縮タイプ

期間短縮タイプで繰上返済をすると、毎月の返済額はそのままで、返済期間を短くすることができます。後述の返済額軽減タイプよりも利息の軽減効果も大きくなります。

返済額軽減タイプ

返済額軽減タイプで繰上返済すると、返済期間は変わりませんが、毎月の返済額を引き下げることができます。

どっちのタイプがおすすめ?

早めの完済を目指す人や、なるべく総返済額を減らしたい人は期間短縮タイプがおすすめ。一方で、将来的に子どもの教育費など出費が増えたときのローン負担が不安という人には返済額軽減タイプがおすすめです。

繰上返済をするときの注意点は?

住宅購入後は、毎月のローン返済のほかに、子どもの教育費や車の維持費など、こまごまとした生活費がかかります。また、冠婚葬祭や医療費といった急な出費が発生することがあるかも知れません。そうしたときに手持ちのお金がなくて困ることがないよう、繰上返済は慎重に行い、数ヶ月分の生活資金は必ず手元に残しておきましょう。

特に、収入が不安定な自営業やフリーランスの方であれば無理に繰上返済を行わずに「貯蓄」を選択したほうがよいケースもあります。将来の出費なども考えつつ、自分に合った方法でローンを返済していきましょう。

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