秋のお悩み!? 庭木の落ち葉のトラブル対策

秋の風物詩といえば、赤や黄色に色づいた落ち葉。落ち葉が風にのってヒラヒラと舞い落ちる様子は美しいものですが、庭や玄関先に溜まった落ち葉を掃除するのは大変です。特に、自宅ならまだしも、隣近所の敷地に落ち葉が落ちてしまうと、ご近所トラブルに発展してしまうケースもゼロではありません。
風情ある落ち葉がトラブルの火種にならないように、落ち葉問題の対処法を知っておきましょう。
自宅の庭木の落ち葉対策は…
自宅の庭木の落ち葉が近所迷惑にならないようにするには、新築時や植樹のときに隣家との境界近くに落葉樹を植えないことや、境界近くに植える場合は常緑樹を植えることなどが対策となります。
一年を通して葉を繁らせる常緑樹なら、落葉樹のように葉を落とさないので、落ち葉トラブルに発展することはありません。
自宅に落葉樹の庭木がある場合は、玄関先や、自宅まわりの道路の落ち葉をこまめに掃除するようにしましょう。掃除をすることで、「うちは落ち葉に気を使っていますよ」とアピールすることになり、ご近所さんの安心につながります。
また、ご近所さんが落ち葉掃除をしているのを見かけたら、「ご迷惑をおかけします」「ありがとうございます」と声かけする気遣いも大切です。
隣近所からの落ち葉対策は…
立地や風向きによっては、公園や街路樹、隣近所から落ち葉が自宅の敷地に落ちてくることもあります。
広葉樹が葉を落とすのは自然現象ですから、それが風に吹かれて自宅の敷地に落ちてくるのはやむを得ないことです。少量なら敷地内の掃除のついでに落ち葉かきをすれば済みますが、毎日掃除をしたり、雨どいなどに詰まったりするほど大量に落ちてくるとなると負担も大きいですから、やはり相手に何らかの対策をお願いしたほうがよいでしょう。
公園の樹木や街路樹からの落ち葉で困っているときは、自治体の窓口に相談します。街なかの樹木は景観づくりや環境保全に役立つ一方で、葉が繁りすぎると落ち葉トラブルや、見通しが悪くなって防犯上の問題に発展することもあるため、必要に応じて自治体が間引きや剪定を検討することになります。
隣近所の庭木からの落ち葉であれば、落ち葉で困っていることを穏便に伝えましょう。日頃から相手とお付き合いがあり、気兼ねなく言える仲なら問題ないのですが、そうでなければ町内会の役員を介して伝えてもらったり、町内会の掲示板や回覧板に注意をうながす文書を出してもらったりするほうがご近所トラブルの防止になります。